COLUMNコラム

子宮頸がん検査にはどのような種類があるの?

1 子宮頸部細胞診(液状化検体細胞診 LBC)

ごく一般的な検査方法です。
子宮の入り口付近から専用のブラシで細胞診採取し、がん細胞やがんになりそうな細胞が 存在していないか顕微鏡で調べる検査です。
健康診断やお住まいの住民検診で行う子宮頸がん検診はこの検査です。

 

2 HPV(ヒトパピローマウイルス)検査

子宮頸がんの原因となるHPVに感染しているかどうかを調べる方法です。
HPVは200種類以上のタイプが見つかっていますが、子宮頸がんの原因となる可能性のある1 3種類のハイリスクHPVに感染しているかどうかの検査です。
細胞診の検査よりも精度が高くハイリスクHPV感染を見つけることができます。
横浜市の子宮頸がん健診では、日本で初めてこのHPV単独健診が始まっています。

 

まとめ:
子宮頸がんは前がん病変を経て癌化していくために、早期の時点で発見し、適切に処置す ることで予防することができる病気です。
そのためにも子宮頸がん健診は細胞診とHPV検査を併用すると、従来の細胞診単独の検 査より前がん病変や子宮頸がんの見逃しはほぼないと言われています。